「古の女神と宝石の射手 」の攻略サイト。ものがたり「ふたご座の姉妹」公開

ストーリー「ふたご座の姉妹」その2

ストーリー「ふたご座の姉妹」その2

ポルクス「知ってるよ〜だから私たち退治しに来たんだもん」
山賊の言葉を聞き流しながらポルクスがとんとん地面を跳ねる。
ポルクス「でもどうやら降参する気はないみたいだし・・・とりあえず軽く殴られとく?」
山賊「え。お嬢ちゃんちょっと待って、俺は悪党だが小さい女の子をいじめる趣味は・・・」
ポルクス「問答無用!さ、行くよ!?」
カストール「あ、ちょっと待ってポル!私も手伝うから〜!」
双子の髪がさらさらと流れ光の軌跡をえがきながら山賊たちの群れへと舞い込んだ。

 

「大したことない人達だったね〜お姉ちゃん」
「そんなこと言っちゃダメだってば、ポル。山賊の方たちも頑張ってたじゃない?でも剣を抜かなかったのが偉かったわ。無益な殺生はよくないもの」
「あんな奴ら剣を使う必要もないよ〜」

 

その日の夕方。山賊たちにかかていた賞金を受け取った双子は、意気揚々とアテネの街を歩いていた。20似んもの屈強な男を倒した後だというのに姉妹の体には負傷の疵は全く見られない。観光と修行と兼ねて、賞金稼ぎの旅を続けているカストールとポルクス。姉妹の旅は、今のところ実に順調に進んでいた。

 

「ところでさ〜。お姉ちゃん。今夜は何を食べる?私、お肉がいいな〜。あとはお姉ちゃんの焼いたパン!」
「ふふ、こんな旅先でパンは焼けないよ。それにお肉もいいけどお野菜もちゃんと食べなきゃだめだからね」
「う、うん、お野菜は苦手だけどお姉ちゃんがそんなに言うなら」
「ふふっ。ポルはいい子ね。じゃ夕市に寄って帰りましょうか?」
「沈みゆく夕日を背に、二人は足取りも軽く町の広場を目指す。
「あっ、お姉ちゃん見て!あっちで大道芸やってるよ!」
「あっ・・・ちょっと待って!ポル!」
祭りのような喧騒の中、ポルクスは突然雑踏の中へと駆け出す、カストールが制止する声も聞こえてなkのか、あっという間に人ごみの中へと姿を消していった。
「もう・・・ポルったら、アテネに来てからずーっとあんな調子なんだから!」

 

だがそれも無理はない。質実剛健で知られるスパルタにおいては、国民は皆「贅沢は敵」という理念の下に育てられる。そんな環境に生まれた彼女たちにとっては大都市アテネで見るものすべてが驚きと感動に満ちていた。

 

ストーリー「ふたご座の姉妹」その3につづく


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