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ストーリー「ふたご座の姉妹」その5

ストーリー「ふたご座の姉妹」その5

カストール「それで、依頼ってどんなものなんですか?」
宿を出たカストールとポルクスは外で待っていた馬車に乗せられて南へと進んでいた。イーダスに目的地を聞くと、港を目指しているのだという。
イーダス「私たちはこれから海を渡り、東にあるビテュニアという国を目指すの」
「えっ、海を?いったいどこまで行くんですか?」
イーダス「安心しなさい、それほど長い航海ではないわ。ただ、そのビテュニアに少々、厄介な敵がいるの」
「えっ、敵ですか?」
「ええ。私たちの狙いは、ビテュニアに君臨する王アミュコスよ」
ふたたびニヤリと笑い、犬葉をみせるイーダス。
「えっ大様をやっつけるの!?でででも、そんなことをしちゃったら怒られない?」
イーダスの言葉に驚き、うろたえるポルクス。だが彼女が心配するのはあくまで「怒られること」であり、自分が負けるなどとは夢にも思っていない。
「怒られる心配などないわ、これは正式な依頼なんだから。むしろ褒めてもらえるわよ」
「でも大様を倒せだなんて・・・どんな事情があるんですか?」
 カストールの問いに対し、イーダスは悩ましげに眉をしかめた。
「アミュコス王っていうのはかなりの乱暴者でね。近隣を通った船を捕まえては、その船員たちに拳闘勝負を挑んでるらしいの。」
「それで、もし負けたら?」
「召し使いとして捕えられて、一生、自分の国には帰れないらしいわ」

「ええっ!?ということは、もし負けちゃったら二度とギリシャに帰ってこられないじゃないですか!」
「そうね、まあそれ以前に、拳闘試合で命を落とす可能性もありうるけど。アミュコス王は巨人族の血を引いているという噂だから、油断をすれば、その拳でカエルみたいに潰されてしまうかもね」

 

 平気な顔で恐ろしいことを口にするイーダス。このあたりは、さすがに歴戦の傭兵という風格である。だが一方のカストールは、イーダスほどに肝が据わっていなかった。
「そ、そんな・・・私、そんな恐ろしい依頼は受けられません。できれば他の人を当たってくれませんか?」
「何をいってるのお姉ちゃん? 心配ないってば! 相手が王様だろうとなんだろうと正々堂々の勝負なら私たちが負けるはずがないでしょ」
「頼もしいわねポルクス。それにカストールも考え直しなさい。実をいうとこの仕事はすごく報酬が良いの」
「・・・そ、それは確かに、魅力的なお話ですけど・・・」
「大丈夫だよお姉ちゃん。いざとなったら、絶対に私がお姉ちゃんを守ってあげるからさ!」

 

ストーリー「ふたご座の姉妹」その6につづく


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